本日、令和6年1月31日、近畿運輸局から介護タクシーの経営許可をいただきました。
昨年の春に開業を決意し、右も左もわからない状態から介護タクシーの専門家の支援を受け、
見たこともないような意味のわからない経営許可申請書に向かい、より意味のわからない自動車六法を片手に法令試験たるものを受験し、また、ギリギリになってから二種免許取得とかなり紆余曲折ありまして、ここまで辿り着くことができました。
かなり焦りましたが、本当に許可が取得でき、良かったと嬉しく思います。
感無量とはこのことですね。
大変時間のかかった経営許可ですが、これを取得するには、A4用紙数十枚にわたる経営許可申請書を提出する必要があります。
その中でもとくに難しかったのが、資金の内訳や車庫の図面、幅員証明の取得でした。
資金の内訳なんてものは、数字の苦手な人からすると、蕁麻疹が出るレベルの内容でして、
もう二度とそのページを開きたくないくらいの難易度でした(笑)
きっと専門家がいなければ挫折をしたんじゃないかというレベルです。
兎にも角にも、無事に経営許可をいただけたので、あとは運輸開始届を提出するだけとなってきました。
近畿運輸局は運賃の認可も経営許可と同時にいただけるようなので、割と早めに許可証を取得でき、
開業も早めかなと思いました。
運輸局によっては半年近くかかるところもあるようですが、私の場合は4ヶ月程度かかりました。
理由は、二種免許の取得時期が教習所の繁忙期と重なったことと祝祭日と重なってしまったのでかなり予想外に遅れました。
なんとか無事に1月中に許可が取れたので、ホッとしていますが、本当の努力はここからです。
私の住む網野町には介護タクシーが一台もいないのですが、それゆえに利用する方々に介護タクシーというものはどういったものなのかをきちんとわかるように説明する必要があります。
ですので、集客だけでなく、未来のお客様にきちんと伝えて、便利なサービスだという認識を持ってもらえるように努めなければいけません。
そのためには、引き続き、介護タクシーの専門家講師から様々なノウハウを学び、起こってはいけないであろう危険な出来事に対する危機管理能力の持ち方や傾聴方法など、単に人を運んでおしまいということではなく、より利用する方に寄り添った接遇も含めた対応を目指していかねばなりません。
介護施設で10年以上のキャリアを経験したから、介護は大丈夫という甘えではなく、このキャリアがあるからこそ、プライドを持って神経を研ぎ澄ませて全力で頑張ろうという気持ちが大切だと思っています。
経営者としては初心者マークがついていますが、利用する方にとっては関係のない話ですので、どんな方が乗車されても、「ベテランなの?」と聞かれるような介助や接遇をしていきたいです。
明日からさらに努力していきますので、皆様きょうたんご介護タクシーをよろしくお願いいたします。